こんにちは！

大阪府吹田市上山手町にある

慢性痛改善専門院【整体院ラピス】守屋　光（もりやひかる）です！

内臓の働きシリーズ第五弾　「脾臓」についてお話しさせていただきます！

脾臓（ひぞう）の働き

場所は肝臓の反対側です。左側の肋骨の下縁あたりに位置しています。色は暗赤色で、これは血液を多く含む臓器だからです。脾臓の働きには大きく分けて下の４つの働きがあります

①「血液の濾過」

脾臓には血液中の異物を捕捉して、処理するという働きがあります。また老化した赤血球の処理もしてくれます。老化した赤血球ばかりでなく、病的変化をした赤血球も処理されるので、脾臓はいわゆる「赤血球の墓場」なのです。
病的赤血球が増えて脾臓で処理する量がふえると、脾臓が大きくなります。触診で触れたり、超音波で大きい脾臓が見えると、なにか血液の病気があるのでは？？と疑うことが出来きますよね。

②「血液の貯留」

人では血液貯留能はそれほど無いのですが、犬では循環血液量の30％が脾臓に貯留していて、必要に応じて駆出されるそうです。人間では、末梢血中の血小板の30％が脾臓に貯留されています。

③「免疫組織」

脾臓の中に白脾髄という場所があって、そこはリンパ組織で血行性の抗原に対して免疫応答が起こります。大人になってから脾臓を摘出しても大丈夫見たいですが、子供’（特に５歳以下）での脾臓の摘出は免疫機能を考えると禁忌なのです。

④「造血」

お母さんのお腹の中では、肝臓、脾臓で血液を作っていたんです。生まれてからは普通は骨髄で造血が営まれます。しかし、骨髄の病気などで、骨髄で血が作れなくなると脾臓で血液を作るようになったりします。これは病的状態で「髄外造血」と言われます。

脾臓って普段は存在感のない臓器ですが、結構重要な働きをしています。

脾臓に負担がかかると

「脾臓」が弱ってくると出る症状は

□ゲップ
□腹がはる
□舌がこわばる
□胃やみぞおちのあたりが苦しい
□嘔吐
□婦人科疾患
□足の冷え
□食欲不振
□糖尿病
□便秘
□下痢
□不妊症
□疲れやすい
□口内炎
□足の親指にかけての痛みやしびれ

などがあげられます。「脾臓」は特に、婦人科、糖尿病とも大きく関係があり、足の内踝（うちくるぶし）の中央より指４本上にあげたところに、「三陰交」と言うツボがあり、ここを刺激すると「脾臓」の働くがよくなります。

「三陰交」とは三つの陰の臓器（肝臓・腎臓・脾臓）のツボが交わるところと言う意味があります。

人間の体には「ツボ」と呼ばれるものが３６５個あると言われ、その「ツボ」は「経絡」と言う道でつながっています。ひとつの「ツボ」を刺激すると言うことは、ひとつではなく、その刺激、針や灸、指圧などによりすべての関係する内臓を鼓舞することになります。

「ツボ」刺激をすることにより、自分の治癒力を高め、自然に治そうと昔の人はされたんでしょうね。

まとめ

全ての善し悪しは血行の循環。

血行不良が内臓の衰弱もしくは内臓疾患を生み、内臓の衰弱が血液を汚してゆきます。

更にそこに追い討ちをかけるのがストレスによる血管の収縮。

長期にストレスが続いた時の自律神経のバランス崩壊。

食事の嗜好の偏り。食べ過ぎによる肥満と濃厚血液。

カルシウム不足による更なる筋肉の収縮。
あとは、どの病気が一番乗りとなるか、怯えながら待機しているのが現代の私たちです。

まず、いつも足の裏に老廃物を溜めないよう、もみほぐし、溜めてしまったものは踏み潰す。足裏に散らばる内臓の神経反射区（特に「腎臓」「心臓」「副腎」「脾臓」「副甲状腺」など）をよく刺激して活性化します。

骨の間に挟まったこれらの反射区は、深く、少々の圧力では届きません。

実際に身体の中で骨や筋肉に良く守られている臓器ほど、反射区も深くに守られている、と考えれば分かりやすいのです。

腎臓や肝臓は冷やさずに暖めることが大事。外から治療するには患部に暖めたこんにゃくを乗せたり、お灸をして温める、というのは昔からある有効な治療法です。
脾臓というのは、身体の他の臓器に異常ができた場合にそれを助けようとして自ら腫れてしまう器官です。
ですから、外からの治療としては暖めず、逆に冷やします。

左肘の当るところに脾臓あり。
この物静かな縁の下の力持ちのことを覚えておいて損はありませんよ。

本日もブログを読んでいただき本当にありがとうございました！

また次回もブログの更新をたのしみにしててください(^^♪

【整体院ラピス】守屋