こんにちは！

大阪府吹田市上山手町にある

慢性痛改善専門院【整体院ラピス】守屋　光（もりやひかる）と申します！

本日は手の痺れについてお話しします

手の痺れには大まかに分けて２パターンあるので

今日はそのうちの一つ《胸郭出口症候群》についてお話しします

胸郭出口症候群とは

なかなか聞きなれない言葉ですよね

胸郭出口症候群とは鎖骨(さこつ)周辺で腕神経叢(わんしんけいそう)という腕や手指に行く末梢神経の束が、腕や手指に行く鎖骨下動脈や鎖骨下静脈という血管とともに圧迫されて起こる症状です。

文章だとわかりにくいと思うので下の図を見てください

この赤斜線の部分が胸郭（胸周辺の骨）の出口になります

鎖骨の下にあるのがわかりますね

心臓から続く血管が、胸郭を出た所で神経とともに圧迫されるので、この名称があります。

首や肩・腕を特定の位置にもっていくと、腕や手指にしびれやだるさ、痛みなどが現れます。首が長く、なで肩の女性に多く、20代にピークがあります。

しびれる部分に関しての説明は下の手相を見てください

これ僕の手です、体張りました

てのひらを上にして
薬指の内側半分から小指にかけてしびれるのが特徴です

薬指の外側から親指にかけてしびれるのは《手根管症候群》と呼ばれる症状で全く別物なので次回紹介します

どこが原因？

胸郭出口症候群によるしびれん原因は主に3つあります

前斜角筋と中斜角筋による神経の圧迫（首の付け根）

鎖骨と第一肋骨による神経の圧迫（鎖骨の下）

小胸筋と肩甲烏口突起による神経の圧迫（肩関節周り）

筋肉と筋肉で神経を挟んで圧迫してしまっていることが原因です

神経がマッスルドッキングされた状態と言えばわかりやすいでしょうか

（※決してふざけているわけではありません、できるだけ専門用語を使わずにわかりやすくイメージしてもらうためのものです）

セルフケア

体にはつながりがあるので、どこかが崩れると、かばうようにして違うところにも不具合が出てきます。

逆もしかりでバランスが整いだすと関連してどんどん体の不調が良くなることもあります

なので先ほど３つの原因をお伝えしましたが、それぞれのセルフケアを入れるようにしてください

①斜角筋（首の真横）

狙うのはここです

頭蓋骨の付け根から鎖骨の下までの部分を2,3分ほど優しくほぐしてあげてください、ゆるんできたなと思ったらその時点で終わりにします

注意点としては、決して強い力でぐりぐり押さないでください

押したくなる気持ちはわかりますが、後々余計ひどくなりますので

②鎖骨（さこつ）

鎖骨を手で押さえながら、肩を上下に10回ゆっくり大きくすぼめる。
（図は両肩で動かしていますが、しびれの出ていない手で、しびれの出ている側の鎖骨に手を置きます）
上下に動かし終おわったら今度は、同じように鎖骨に手で押さえながら前後に大きくゆっくり動かせていきます（この時肩はすぼめないように気を付ける）

③小胸筋（胸の筋肉）

胸の筋肉のストレッチです

腕の手首側を壁に手を当てて行います

体重を前にかけたり、体をねじったり、伸びて『気持ちいい』という感覚があるところを探してください

（ここまで腕を上げた状態が理想ですが、上がらない人は上がるところまででいいので決して無理はしないでください）

これを約30秒ほど行います

 

この３つのセルフケアをまず自分で続けて自分で改善していけるようになりましょう！

１日２回（朝・晩）が目安です

まとめ

手のしびれの中の今日は《胸郭出口症候群》という症状の紹介をしました

これはしびれに限らずどのような症状でもいえることですが、普段の姿勢や、生活習慣から今のお悩みが出ていることが多いです

逆に言えば生活習慣を見直すことで今のお体の状態を変えることもできます

放っておいて悪化して自由に動かせなくなってから病院、整形外科、整骨院、マッサージに行ってもなかなかすぐに改善されなくなってしまいます

今お体に何かしらの悩みがある方は、まず自分の生活習慣を振り返ってみてくださいね(^^)

もし自分でどうしようもなくなった場合は、近くの医療機関へ一度ご相談ください(^^♪

本日もブログを読んでいただき本当にありがとうございました！

次回はしびれPart2《手根管症候群》についてお話していこうと思いますのでぜひ読んでご自身の体の改善に役立ててください(^^♪

慢性痛改善専門院【整体院ラピス】守屋